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驚きのスピードと正確さ!今回お話を伺ったのは、山手線などの車両広告を担当する、(株)東京メディア・サービス、車内ポスター部の鈴木さん。この道30年の大ベテランさんです。
山手線の電車は11両編成。、「中づり広告」と「まど上広告」を1両あたり各14枚、1回の作業で計308枚を貼りかえます。1両の作業時間は、なんと…約5分! 1編成、およそ40分〜1時間ほどで完了するのだそう。とはいえ、1時間以内で作業できるようになるには、半年はかかるとか。一見、簡単に思えますが…これが職人技なんですね。はじめのうちは、広告の場所を間違えないようにするだけで時間が過ぎてしまうわけです。
これを朝から終電まで、常に臨戦体制!車庫にもどってきた車両から順に、ドンドン作業していきます。 まさに「男の仕事場」という感じです。 私がお話を伺っている間も、鈴木さんの手は動き続けます。 「中づり」は “個人専用の踏み台”をトンと置いて、古い広告をサッとはずし、これまた手早く新しい中づりを貼っていきます。私は思わず、「はや〜い!」と声が漏れてしまいましたが、早いだけじゃありません! 横に並んだ2枚の中づりの高さは、ピタッと一致。少しのズレもないのです!
それもそのはず、鈴木さんたちの事業所は、広告貼りの達人ぞろい。広告貼りの美しさが審査会で評価され、何度も優秀賞をもらっているのだそうです(…そんな審査があるなんて!)。審査員の方々のチェックは、いつも“ぬきうち”。中づりのズレを1枚ずつ、しっかりチェックされます。…これは、緊張感ありますね。ちなみに鈴木さん自身も通勤時に電車に乗ると、中づりが曲がっていないか、などと、ついつい見てしまうとか(笑) 苦労や困難も乗り越えて!こんな達人の鈴木さんですが、困ったこともこれまで何度かあったそうです。それは心無いイタズラ。あるときは、車内で酒盛りをはじめてしまった人たちが、せっかくきれいに掲示してある中吊りをビリビリに破いてしまったことも。また、人気アイドルのポスターも、盗まれてしまうことがよくあるのだそうです。こういう行為はいけませんヨ! それと、先週お伝えした「おもしろ広告」の中づりは、じつは貼るのにけっこう苦労したそうです(笑)。中づりが、おたまだったり、モミジだったり、のれんだったり。以前には、座布団や人形もあったとか! 素材や厚さが違うと、いつもの中づりのようには貼れませんよね。でも、いろんな種類の広告が増えてきて、見ている方は楽しいですよね! さて、来週はますますおもしろくなってきた「進化する交通広告」です。
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